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冬に潜む危険

こんにちは、スタッフYです
段々と寒さが厳しくなってきました 今回は冬に起こりがちな「低温やけど」について書こうと思います

「低温やけど」と聞くと、普通のやけどよりも症状が軽いやけどかな?と思われる方もいるのではないでしょうか。
それ、違う違うんです

普通のやけどは「熱っっっ!」と感じ皮膚の表面のやけどになることが多いですが、低温やけどは熱いと感じないため長時間同じ部位に熱源が当たり、皮膚の深い所までじっくりと損傷が進行されてしまうのです。そのため皮下組織まで壊死してしまった場合などは手術が必要になることもあるし、感染のリスクも高くなり治療にも時間がかかります。普通のやけどよりも重症化することも少なくありません

低温やけどの原因で多いのは
湯たんぽ
電気あんか
電気毛布
ホットカーペット
カイロ

は寝る時に使用することが多いものですよね。寝ている間に皮膚に長時間触れていると、朝起きた時に低温やけどを起こしている危険があります(特に足は知覚が鈍いため低温やけどを起こしやすい)。一晩中使用するのではなく、あくまでも寝る前に布団を暖めておく物として使用するようにしましょう

は寝返りのうてない乳児をずっと寝かしておいたり、知覚麻痺のある人がずっと同じ姿勢でテレビを見ていたり、、、など低温やけどを起こす可能性があります。呑みすぎて泥酔してしまい朝まで爆睡、、、なんて時もホットカーペットの上では寝ないようにしましょう

は出掛ける時に腰やお腹に貼ったりしますよね。その際ガードルやコルセットで圧迫された状態で長時間貼っていると低温やけどを起こしてしまうかもしれません。貼ったままウトウトと寝てしまわないようにしましょう

体を冷やさないようにすることは免疫力を高めるためにも大切なことですが、暖をとる器具の使い方には要注意です
正しい使用方法で体を暖めて、寒い冬を乗り切りましょう