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青あざ治療の経過

 先日息子の異所性蒙古斑のレーザー治療3回目をしました。前回の報告から3ヶ月ちょっと立っていますが、結構待ったなという感じですね。
待つ理由は、単純に保険適応が3ヶ月に一回の治療と決まっていることがあげられます。いつ治療してもいいわけではないんですね。
あとは待つことによって色素沈着(炎症後の茶色いシミのような跡)や皮膚の回復を待つということもあるので、3ヶ月くらい待った方がいいという理由があります。
 下の写真は息子の足です。だいぶ薄くなって来ました。あと数回は必要かなと思いますが、これなら将来的に目立たなくなりそうです。
異所性蒙古斑(青あざ)はレーザー治療が有効ですが、上肢、下肢の場合は注意が必要で、色素沈着や、色素が抜けすぎてしまう現象が起きやすいところです。
だから、当院では当たり前ですが、私がしっかり視診し、レーザー照射する直前まで出力をどうするか考え、また実際に照射した時の一発目の反応をみて、変えた方がよければすぐその場でまた出力を設定し直して照射しています。毎回同じ設定というわけではないんですね。その辺りが難しいところです。
 レーザー治療は3ヶ月に一回しかできません、だから、数回照射するでも1年、2年はかかってしまします。だから薄くなるかもと2歳3歳まで待ってからでは本人の記憶にも残るし、力が付いてくるので動かないように抑えるのは至難の技です。そのため治療が難しくなります。治療は早いうちからスタートすることが大事です。
 生後すぐでも構いませんので、迷ったら待って悩むより、相談だけでもいいので、ぜひ受診してください。
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