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皮膚のできもの

皮膚の下に出来る「できもの」は良性から悪性のものまで多くの種類があります。 見ただけでは悪性か良性か判断出来ない場合もありますが、一般的には悪性は固くて大きくなるスピードが早いことが多いです。
治療方法は基本的に手術による摘出ですが、症状により内服だけで治ることもあります。気になる方は一度ご相談下さい。

脂肪腫

脂肪腫とは、皮膚の下で脂肪の一部が増殖し、柔らかい膨らみができることをいいます。
通常は5cm前後の大きさが多いですが、10cmや20cm以上のものもあります。ほとんどが良性ですが、大きい脂肪腫は悪性になっている場合もありますので、CT等で詳しく検査する必要があります。手術による摘出を行います。

粉瘤(アテローム)

脂肪腫と似ていますが、脂肪ではなく、皮膚の下にできた袋状の中に、角質や皮膚の老廃物が溜まった状態が粉瘤です。
粉瘤は皮膚の浅いところにできることが多いので、ただ皮膚が膨らんでみえる脂肪腫と違い、皮膚を透かして青っぽくみえたりします。また、粉瘤は弾力が強く固いことが多いです。こちらも手術による摘出を行います。