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あざの種類

赤あざ

赤あざは皮膚の血管が拡張や増殖等の異常によってできるあざで、「いちご状血管腫」「単純性血管腫」「サーモンパッチ」「毛細血管拡張症」などの種類があります。いちご状血管腫は未熟な毛細血管の増殖により皮膚が赤く苺みたいに盛り上がるあざです。生後すぐに発症し急速に大きくなった後、徐々に赤みと盛り上がりが減っていきます。

茶あざ

茶あざは皮膚の中で多くのメラニンが生まれていることにより、色が薄くても消えにくく、再発しやすいタイプのあざです。生まれつきある「扁平母斑」、思春期頃から出てくる「遅発性扁平母斑」などがあります。

青あざ

青あざは皮膚の深いところにあるメラニン細胞が集まってできるあざで、「太田母斑」「蒙古斑」「異所性蒙古斑」などがあります。
顔の上側や眼球に見られるものが「太田母斑」で自然に消滅はほとんどありません。
「蒙古斑」や「異所性蒙古斑」は、うすい色の場合は徐々に色が抜けていき消えますが、濃いものは成人になっても残る場合があります。

黒あざ

黒あざは正式には「母斑細胞母斑」と言われるあざで、母斑細胞という細胞がメラニン色素を皮膚全体にわたって作り出すことでできる褐色~黒色に見えるあざです。身体中どこにでもでき、大小など所見は多岐にわたります。小さいものはホクロです。これは幼時期から存在することが多いです。大きいものは黒あざと呼ばれ生下時から存在します。治療には手術療法や各種レーザー治療の複合照射などを選択することもあります。ただし、黒あざも茶あざと同じように生後早期からのレーザー治療が効果的です。